ドクター黒ひげのパソコン・コラム------------30

Eメールの基礎知識
(後編)



 先月に引き続きEメールの基礎ですが、今回は、「マナー集」のようなもので大切です。

 半角カタカナは絶対に使用しないこと!
半角片仮名を使用すると文字化けして正常に受け取れない場合があります。確実に内容を相手に伝えるためには、絶対に使用しないことです。特にありがちなのが、句読点などを見過ごしてしますことです。(。や、)と(。や、)は似ていますので注意しましょう。
 機種依存の文字(記号類)は使用しないこと!
コンピュータには、WindowsやMacintosh以外にも様々な機種があり異なる日本語コードや独自の文字を使用したりしています。宛先の人のパソコンが不明な場合は特に注意してJISで制定されている漢字と記号のみを使うべきです。使ってもよい共通の記号は、○、※、〒、などなんと数十個しかないのです。よく間違えて使われやすいものが、丸囲み数字などの特殊文字です。これらは異なるコンピュータ間では全く異なる文字として表示されてしまいます。(例えばWindowsで表示----は、Macで表示----になります。)
 ファイル圧縮を利用しよう!
大きなファイル(写真画像など)を送る場合には、積極的にファイルを圧縮しましょう。これは、ちょっとした気配りとなります。圧縮しないで送ると受け取った方はすぐに使えて便利なのですが、送受信の両方について時間がかかり通信料金が問題となるのです。特に、受け取るほうは着払いみたいで嫌な気分になるかもしれません。大きなファイルはできるだけ小さくして送るのがマナーなのです。
 海外へのメールのタイトル(メールの件名)は、半角の英数字で書こう!
別に英語にしなくてもローマ字で結構です。Eメールは、タイトル部分とメール本文とは別扱いで送信処理しています。本文が正常な場合でもタイトルが文字化けする場合があります。海外の日本人へのメール本文は、日本語でOKですが、タイトル部はダメだと思っておいてください。
 原則的に、メールの本文には装飾文字を使わない(HTML形式を使わないこと!)
メールソフトでは、本文が、ワープロのように作成出来るものがあります。例えば、フォントの選択、太文字、アンダーラインや色づけ、背景を付けたりも出来ます。しかし、相手のメールソフトがそれを正しく表示できないものだと、意味がないどころか見づらいものになってしまいます。
 返事は簡単でもよいから迅速に出そう!
Eメールは元々、着信を確認をする手段がありません。特定のメールソフト(ホストペットなど)をお互いが持っていると確認できる機能がありますが、一般的ではありません。ですから、大切な用件については、受け取ったということだけでも返信すべきなのです。尚、メールが宛先に届くということをインターネット(プロバイダ)は保証してはいません。


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ドクター黒ひげのパソコン・コラム------------29

Eメールの基礎知識
(前編)



 今やEメールを知らない人は誰もいないほど一般化し、私自身も郵便やFAXの代わりとして仕事や友人との連絡に重宝しています。かつては(ほんの数年前ですが)、インターネットは根暗だとか、人との触れ合いの方がやっぱりいいなどと否定的だった人たちでさえ、普及率の増加につれて考えが変わりつつあります。Eメールを使用するためには、パソコンでなくても携帯電話でも何でもよいのですが、その第一歩についてまとめてみます。
 初心者では、インターネットのもう一つの有名な機能(利用技術)であるホームページと混同することがあります。元々、ホームページとEメールは全く独立した機能であり、それを使用するためのソフトは、別のものです。前者をWEBブラウザー(単にブラウザーでもよい)、後者をメールソフト(またはメーラー)と呼びます。また、この2つは同時に使用可能なのもインターネットの特徴です。ブラウザーからサイズの大きなファイルをダウンロード(自分のパソコンにファイルを転送すること)中でもあっても、Eメールのやり取りがファイル転送の間を縫って可能なのです。
 次に、アドレスです。手紙で言うところの宛名を、Eメールアドレスといいますが、ユーザ名@ドメイン名という形式で表されます。例えば、私の会社のメールアドレスは、noguchi@sohc.co.jpですが、noguchiというのがユーザ名で@(アットマーク)以降がドメイン名となります。ドメインとは、英語で”領土”とか”領域”といった意味で、特に最後の2文字がアメリカ以外の国の略号になっています。jpはもちろん日本(japan)、ukはイギリス(united kingdom)といった具合です。一方、ホームページの場所を示すのは、URL(ユニバーサル・リソース・ロケータ)と言いますが、便宜的にホームページ(またはサイト)のアドレスと言ったりしていますので、Eメールアドレスと混乱しがちです。
 Eメールで相手に送れるものは、いわゆる手紙の文章だけではありません。コンピュータで扱えるもの(ファイルにされたもの)はすべてEメールで送れるのです。即ち、写真、動画、音声、音楽、ワープロ文書、表計算データ、CAD図面データなど。世の中のものでデジタル化出来ないものは何もない・・・、みたいな錯覚を覚えたりするくらいです。ただし、残念ながら五感のうち”匂い”についてはセンサー技術がまだまだで、当分実用にはなりそうもないのですが、それでも、臭いを伝えるホームページというのもあるようです。
 数々のメリットのあるEメールですが、ご無沙汰している知人、友人などへの時候の挨拶などには、もってこいだと思います。手軽に送れるEメールでの暑中見舞いや年賀状などは、センスのよいものだと、なおグーですね。


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ドクター黒ひげのパソコン・コラム------------28

パソコンの習得に
英語は必要か?



 パソコンに限らず、「本物」に触れるためには残念ながら英語は絶対に必要な道具です。海外の創作者、製作者本人と同じ意識に立つ、または限りなく本人に近づくと言う意味です。ですから、逆に言うと日常パソコンを使用する上で英語は必要ない筈なのです。
 しかし、パソコンの本を開くとなんと英語の多いことか。もっとも英語と言ってもカタカナ英語ですが。理想的には、<日本人による日本人のためのパソコンができれば>ほとんどの人に英語は必要でないと思っていました。
 しかし、インターネットによってこうも簡単に、しかも安価に世界中の情報が手に入るようになった今、英語を無視することはもったいないことに思えます。ほんの20数年前には、日本語で書かれたコンピュータの取扱説明書はほとんどありませんでした。また、翻訳されたものがあっても、間違った訳も数少なくありませんでした。仕方なく英文や独文に接していたことを思い出します。また、私事ですが本場のブリティッシュロックに触れるためには、英語をわかりたいと思い続けていました。
 世界では、仏語を公用語としている国が一番多い、と以前聞いたことがありますが、今でもそうでしょうか?例えそうだとしても,話している人の数としては、最も多いのは中国語か、英語ですね?
 私が学生の頃には、“エスペラント語で世界はひとつに!”という文化部がありました。今でも推進派はいらっしゃるようですが、インターネットの爆発的普及により、現在では、完全に世界の共通語が英語になったということは誰も否定しないでしょう。
 飛行機のパイロットが英語で交信している背景と同じことで、お互いの意思疎通を取るためには絶対に必要だからですね。飛行機が空中衝突しないために、世界の人たちがインターネットで仲良くなるために、英語と言う世界共通語が今や必要となったのです。
 とは言え、米国が作ったコンピュータとインターネット社会だから英語であるのは必然なのですが、問題はないのでしょうか?米国文明を世界中に広げて(悪く言うと布教して)いると感じることもあります。米国人の考え方が世界の標準ではない筈です!
 普段は日本語で不自由なく生活をしているのですから、パソコンというちょっと賢い文房具(言い過ぎかも)を使うのに、わざわざ英語を使うのは変だいう人もいるでしょう。しかし、英語が氾濫しるように見えますが大半は和製英語か、意味を取り違えて使っているか、そのままの発音では決して通じないカタカナ英語だったりです。日本語でコンピュータを!と叫ぶのも時代錯誤ですが、世界に向けて目を向けるために少しは英文に触れましょう。日本文化=日本語はなくしてはならないのですが、世界のいろいろな事を知るための英語をもっと身近に感じたいものですね。


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ドクター黒ひげのパソコン・コラム------------27

インターネット接続
のトラブル解決法



 日々の勉強と積み上げた経験が物をいうパソコンですが、特にインターネットなどの通信に関するトラブルの早期解決には職人のワザが必要かもしれません。この限られた誌面ではとてもとてもすべては網羅できませんが、基本的なことをきちんとチェックしてゆくことが大切だということを覚えておいて下さい。実際に電話での救援に際し、順序良く質問をしていき、詳しく説明して頂くとそれだけで解決できるケースが多いのです。
A.初めての接続の場合
・電話線は正しく接続しているか?
モデムには、LINE(回線)とPHONE(電話機)の差込口があります。
・電話の種類の設定が間違っていないか?
モデムのプロバティでプッシュ回線(トーン)とダイヤル回線(パルス)があります。電話に2種類あることを知らない方が意外と多いのです。因みにISDNはトーンにします。
・電話のアダプタに問題はないか?
東京電話などの機器や配線によるノイズ(雑音)を拾っていると接続できません。
・ソフトの設定に間違いはないか?
インターネットに必要な接続用ソフト(ダイヤラー)と通信手順ソフトのTCP/IPのことです。プロバイダの指定通りに設定します。
・IDとパスワードを正しく入れているか?
大文字・小文字はきちんと区別する必要があります。日本語文字(全角文字)は論外です。
B.突然接続できなくなった場合
通信環境が変わったことに何か原因があるかをまず疑います。電話回線をISDNに変更したとか、ネットワークカードを追加したとかによって設定変更すべき個所はたくさんあります。
・電話線は正しく接続しているか?
ノートパソコンなどで付けたり外したりする人の場合つい忘れてしまいます。 ・外付けモデムの場合、電源を入れているか?
また、シリアルポートを切替している場合、その切り替えスイッチもチェックしましょう。
C.その他
ハード・ソフトともに問題ないとすると、あとはプロバイダ(回線接続業者)に問い合わせをすることになります。
1)アクセスポイント(接続の電話番号)が廃止になったり変更になったりしていないか
2)プロバイダが一時的に不具合または定期保守点検でサービスを停止していたか
などです。これが、結構あるので困ったものです。また、夜間や休日は込合って繋がりにくいし、応答が異常に遅いこともあります。
[番外]接続されているのに、どこのホームページも表示できない現象があります。これは、ネットワークの設定でTCP/IPが複数個設定されていたりAOLなどのソフトが悪さをしていることが原因です。


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ドクター黒ひげのパソコン・コラム------------26

ハードディスクは
今日にも壊れますよ!



 パソコンは使いこなしていくうちに、立ち上がらなくなったり、調子が悪くなることがあります。しかし、それらはソフト的に、かつ一時的におかしくなっているだけで、通常は比較的簡単に直すことができます。パニックにならないでパソコンに詳しい人に相談しましょう。必ず復元できますので、メーカの指示通りに初期化したりしないように!
 ところが、それとは全く原因の異なる故障があります。最近立て続けに、「ハードディスクが壊れる」という不幸な出来事が私の周りで4件ほど起こりました。当事者には考えても見なかったという“災難”に近いものです。 一度でもデータの消失を経験した者には、ことの重大性を理解していてその対策をしていると思いますが、不幸にも(?) 今まで一度もそういうトラブルに遭遇していない人にここで警告しておきます。
 私はパソコンの修理などで日々たくさんのパソコンに接しています。調子の悪いパソコンをほとんど元通りに直すことができます。 ところがお手上げの場合があります。それがハードディスクの機械的な(ハード的な)故障です。パソコンがディスクの存在を認識しなかったり、フォーマット(初期化)ができなかったりする場合です。こういう時、お客様には、「ごしゅうしょう様です・・・」とお悔やみ申し上げます。ソフトの不具合や、操作上のミスによるファイルの消失は人為的ですが、ハードディスクの故障によるものは、全く救いようがないからです。
 このようなハードディスクの故障(俗にクラッシュ)についてはパソコン雑誌で取り上げられることもありますが、普通は他人事として読むでしょう。しかし、発生頻度は低いかもしれませんが、災難は平等に降りかかるように私は思います。ディスク全体が読めなくなるような最悪の事態はなかなか想像できないものです。
 世の中のコンピュータシステムは必ず万が一のためのバックアップ対策がとられています。具体的には、同じコンピュータを2台装備し壊れたら瞬時に切り替えたり、記憶装置であるディスクもミラー化といって2重、3重にして常に最新のデータが2箇所以上に保存されるようになっています。これらを考慮していないシステムは普通ありえないのです。 パソコンはずいぶんと安くなりましたが、購入時に安くなった分の数万円をバックアップ対策に当てるという発想が大切です。ZIP、MO、CD−Rなど大容量の補助記憶装置は必需品です。重要なデータは日々、ハードディスクとは別のメディアに保存すべきです。「パソコンは壊れても替わりのものがすぐ手に入りますが、自分が何日も何ヶ月もかけて作り上げたデータは二度と戻っては来ないのです。」このことは、私のパソコン初心者への最大のアドバイスかもしれませんです。


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ドクター黒ひげのパソコン・コラム------------25

パソコンと私
(遅すぎた?自己紹介)



 この連載も3年目に入りそろそろ私自身のこともお話しなければなりませんね。毎号えらそうな調子で書いている輩(ヤカラ)は何者?と言う声が聞こえてきそうです。パソコンの生徒さんからもよく質問されますが、やっと一言で分かってもらえる言葉を見つけました。私は“エンジニア(技術者)”です。 さて、私は新松戸に越して来て16年になりますが、当時は都内に通うスーツ姿がよく似合う(?) 普通のサラリーマンでした。もちろん口ヒゲなどありませんでした。某計測制御機器メーカの技術部に所属し、ハードウェアやそのファームウェア(組み込みソフト)、あるいは応用ソフトウェアの設計やプログラミングを長く経験しました。そして約10年前に上下関係によるストレスの温床である会社勤めを卒業し、独立しました。
 ストレス溜めずにお金を貯める!の心意気でしたが、現実は厳しいものです。当初はまだ景気は上向きで、私も拍子づいていたのですが・・・。結局それが仇となり、ろくに営業もせずにやれてきたものだからさあ大変。現在は心機一転、何でもやりますのマルチタレント(?) として皆様のお役に立てたらと思ってやっています。パソコン相談室はもちろん、ギターやピアノ、英語などを教えていることを気恥ずかしいとは今ではあまり思わなくなりました。
 話を戻して、私は人に言わせると(根っからの)技術系人間らしいです。ハード・ソフトを問わずモノを作り上げることに快感、いや最高の喜びを見つけております。「とりあえず作る」ことは誰にでも比較的簡単にできるようになりましたが、商品としてのレベルにまで「完成させること」とはまだまだ雲泥の差があるでしょう。私は今でも時には徹夜することがあります。物を作るということは、死ぬほど好きなことでないとできないように思います。特に、ソフトは全くそうです。「子供とソフトは夜作られる」とはよく言ったものです。
 私は、ハード、ソフト、取扱説明書などの製品を作る側からパソコンをずっと見てきました。言い方によっては裏方なのかもしれませんが、パソコンを正面からしか見ることのできない人たちからは私が信じられないほどの知識と技能を持っていると思われるようです。ですが、要は見方、発想の原点が異なることから来ているのでしょう。パソコンを指導していてつくづく感じることがあります。
 パソコンはかろうじて動いているように私には思えます。信頼性は全くない!とは言いませんが、あまりに多くの人たちが信じきっているので、「パソコンを過信してはダメ!」と繰り返し連呼せざるを得ないのです。モノやシステムは必ず壊れるのですから。


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ドクター黒ひげのパソコン・コラム------------24

パソコンでよく聞く
困った質問あれこれ



 長くパソコンの指導を行っていると本当にさまざまな質問を受けます。今回はその中からちょっと困ったものを取り上げてみます。

xxxのソフトを持っていたらコピーさせてもらえないでしょうか。
 結構こういった電話があるのですが、丁寧に事情を説明してお断りしています。ソフトのコピーは違法です。特に、ソフト関係の商売をやっているので当社ではご希望にそえません。もしかしておとり捜査?と思ったりもします。

ソフトが固まってしまって動かないのですが、どうしたらいいですか? また、そのまま電源を切ってもよいですか?
 パソコンは日々改善されてはいるもののまだまだ未完成ですし、ソフトも時には機嫌を悪くすることがあります。最悪はハングアップとかフリーズとか言いますが、停止してしまうのです。再現性のあるものは少ないのですが、おかしいと思ったらパソコンの電源を入れ直すことです。悲しいかなそれが唯一の解決策というのが現状です。

自分と同じパソコンで指導を受けたいのですが、そちらはどこのパソコンを使いますか?
 5年以上前ですとこういう質問も意味があったのですが、現在はパソコンと言えばたった2種類だけなので(WindowsパソコンとMacintosh)、メーカによる差異は全くと言ってよいほどありません。また特定のソフトのご指導ですとパソコンの違いによる操作の違いは皆無です。ただし、パソコンによって入っている色々なソフトは1台1台異なるわけですから、パソコンは全部違うともいえます。この辺りの事情を分かってもらうのに一苦労します。

ホームページはいくらで作ってもらえますか? また、自分で作れますか?
 これは先月号に詳しく書きましたが、家を作ることに類似していますので、その大きさ(量)と内容や機能(質)によって雲泥の差が出ます。簡単にいくらですと回答することは非常に難しいのです。また、基本的にご自分が作って更新することが理想なので、そのお手伝いは通常のご指導時間内で可能です。

ワープロソフト(または表計算ソフト)をマスターしたいのですが、どれくらいかかりますか?
 パソコンが上手(?) になるにはどれくらい、と言う問いかけもありますが、はっきり言ってこういう質問には困ってしまいます。例えば、あなたは英会話やピアノを習おうとするときに同じような質問をしますか?年齢のことを含め個人差は思った以上に大きいものです。ソフトのよく使う機能の一通りの操作説明は、何時間ですと言えなくもないのですが、自分のものにすると言う意味では独習が前提ですが、何年もかかるものなのですから。


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ドクター黒ひげのパソコン・コラム------------23

ホームページ作成は
ホームビルダー



 記念すべき今年のお正月はどう過ごされたでしょうか。よく言われることですが、美味しいものを食べるとか、映画を見たりどこかに旅行に行くといった時、“誰と一緒?”というのがやはり一番肝心なことでしょう。
 私はというと今年はホームページ(以下、HPと略します)作りでした。依頼主からは遅い遅い(2つの意味がありますが)と言われながらでしたが、いろいろな意味で大変なページを作ってしまいました。
 日頃から、「HP作りは簡単ですよ。ワープロを打って文書を作るのと同じ感覚でできます。」と皆さんにはお答えしています。しかし、一方「HPは頼むとどれくらいの費用でできるのですか?」という質問に対しての答えはとても慎重になります。なぜなら、HPは家造りと同じ考え方、と思ってもらって良いのです。プレハブ住宅なのか豪邸なのかで、金額のゼロの数が2つも3つも違ってきます。また、建て売りなのか注文住宅かでも全く見積りが違います。ある業者では、あらかじめ完成されているパターン(ひな形)に文字と多少の画像を当てはめる程度ですが、無料で作りますというサービスまであります。(普通、それの入会と引き換えが条件ですが)
 HP作りは、文字どおり家を造ることと同じ理屈なのです。実際に、建築会社のことを英語では、ホームビルダーと言います。I社製品の“ホームページビルダー”とはよく付けたものですね。
 このようなHP作成支援ソフトを使うことによってHPは簡単にそして見栄えも美しく作ることができます。更新時の修正も手軽にできてしまいます。しかしながら、私自身は、そのような便利なソフトは使用せずに、エディター(ソフト開発に必要な機能が入っていてプログラマ必携の道具)で書いています。ソフト会社という妙なこだわりからそうしていますが、今回依頼されたHPは、CGI,SSIという一歩進んだ技法、機能も豊富に使っています。 皆さんが、皆さん自身のHPを作る時代になりました。HPは自己主張の場でもあります。また、Eメールを活用されている方は、従来のお知らせメールなどの一括送信の変わりに連絡用としてHPが使えます。 簡単なHPは、あくまで簡単に(本当に数時間で)作ってしまえますが、更に凝ったものや対話形式の掲示板のようなページも敷居はそう高くありませんので、挑戦しましょう。
 でも、忘れてはならないのは、HPの内容とその運用です。HP作成はとりあえずの目的ではありますが、それをどう活用するのかは、あなたの斬新なアイデアです。大事なことは、冒頭でも言ったように、“人との触れ合い“だと思います。
 尚、今回作成担当したHPは、本誌でもおなじみのザバランハウス
(http://www.zabaran.co.jp)
です。


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ドクター黒ひげのパソコン・コラム------------22

本当は2048年が
切りのよい年!(?)



 皆さんがこのコーナーを読まれる頃は、新年を迎える準備をしているか、または無事2000年問題を乗り切って静かなお正月を迎えているかでしょう。もしかして、昔の石油ショック当時と同様なこと(流通システムが異常になり市場が混乱すること)が起きて一時的に物不足に陥るかもしれません。が、少なくとも生命が脅かされるようなこと(核ミサイルが飛んでくる)ようなことがないと私は信じています。
 さて、新年にあたり相応しい話題をと思い、今回は数字(数値)についての雑感です。
 2000という年は、本当にすがすがしいです。モノを十進法で数えるのは、人間の手足の指がそれぞれ10本だったからという真偽はわかりませんが、とにかく身の回りでは時計とカレンダー以外は、0から9の数字を使って、1,10、100、・・・で繰り上がりますね。1999から2000へのカウントアップは見事!です。私もその瞬間には感動することでしょう。
 ところが、私としては2048年も切りがとても良いのです。コンピュータからの立場でいうとそれはある"区切り"になのです。特に、その半分の1024は、非常に切りの良い数字なのです。逆に、1000というと何となく切りが悪くて気持ちも悪い・・・、と思うのは私の職業病かも知れません。
 1024や2048という数字(正確にいうと値)が切りが良いのは、現在のコンピュータの動作原理から来ています。アナログは連続量を扱いますが、デジタル方式では、0と1の2つの状態で量を表わします。これを「ビット」といいますが、8個のビットの集まり(「バイト」と呼ぶ)では、2の8乗(=256)通りの量を表現できます。つまり、8ビットは、0から255までの量を扱えるのです。同様に2倍、またその2倍と順に増やしていくと、512、1024、2048、4096、・・・となります。
 小さな子供と数の計算で遊んだことはないですか?1の倍は2、2の倍は4、4の倍は8、8の倍は16、・・・、512の倍は1024、・・・。パソコンの世界などでは、1024のことを1キロと言います。メーカーや人によっては、本当に1000のことを1キロと呼ぶこともあるので注意が必要です。また、キロの1024倍(1000倍かも)のことをメガという単位で表わします。冗談かもしれませんが、ソフト屋さんからの1メガ円の請求は、本当に100万円なのかどうかの確認が必要ですよ。
 皆さん、切りのよい2048年まで長生きしましょう。ちなみにその時、私は94歳でまだまだ現役でいるつもりです。
----- Have a good PC year! -----


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ドクター黒ひげのパソコン・コラム------------21

パソコンがついに
完成する日・・・



 本題に入る前に、先月号でコンピュータ・ウィルスについて「メールに添付されているファイルを開かなければ大丈夫」と書きましたが、その基本的なルールさえ無効とする強力なウィルスが発見されたというニュースがありました。世の中悪い奴がいるんですね。全く住みにくい世の中になったものです。
 同様に、コンピュータ関連では今最もホットな関心事である「西暦2000年問題」があります。人類が築き上げてきた文明ですが、我々は何を今までやってきたのでしょうか。
 2000年までのカウントダウンに入っていますが、この問題の持つ意味は大きいのです。もし何らかの事故や事件が起きたとしたそれは、明らかにそれは人災です。それもハードまたはソフトを設計・製作した者(私は、個人の責任に帰する問題だと思いますが)の資質やモラルを発端としているからです。そういう意味では、茨城の臨界事故や神奈川県警の不祥事などと全く同じレベルのような気がします。即ち、自分の都合のよいように次々と新しい方法や基準を作り出していくことです。そして不都合なことは自分からは決して表に出さないようにすることです。自分さえよければ・・・、という考えが2000年問題を引き起こした主たる原因なのです。
 確かに設計された当時の記憶装置などの容量制約などで年を2桁で扱う必要性はあったかもしれませんが、少なくとも80年頃以降に製作された製品については、それは弁解に過ぎず許されるべき問題ではないと思います。
 組み込み機器でのソフトウェア(またはファームウェアと呼びます)については修正どころか内部のチェックすらできない事実があります。それは製品数がそれこそ無数にあること、また設計された当時の設計者が不在または設計書類の多くが紛失していること、さらにその機械自体のソフトを変更できない構造であったりするからです。責任の所在が明確であるのに責任を問えないこともあります。特にソフトが原因の場合にはメーカーとユーザの間で改修費用や補償をどうするのかでもめる訳です。
 西暦2000年問題が引き起こしていることはわれわれ一人一人の問題でもあるわけです。生身の人間が作るものであり個人または少人数の設計能力と良識で製品(特にソフトウェア)は作られているのです。人が設計しチェックする限りあらゆるミスが入り込む余地はなくならないでしょう。結局、今の形態のコンピュータ(パソコン)が永久に完成する日は来ないのかもしれません。  最後に、今皆さんがお持ちのパソコンは、テレビなどで騒いでいる2000年問題とは普通無関係ですので安心して使ってください。


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